ボリカム洞窟への道...
どうも、ボリすけです!!
勢いでブログをはじめることにした令和2年の幕開け。
現役の協力隊員が、現地でのリアルな活動をバンバン紹介していきます。
今回は「ボリカム洞窟への道」編!
雨季まっただ中の2019年8月。
珍しく首都から先輩隊員2人が遊びにいらっしゃるとのこと。
「せっかくとはいえ、観光って言われてもなぁ...」
そこで決まったのが、同任地の先輩がどこかで聞いた、あると言われる「洞窟」。
そんなわけで、この洞窟に至るまでの短くも長い半日を紹介!!
ラオス観光の余談
ラオスの主な観光地と言ったらこんな場所。
・ビエンチャン(首都)
・ルアンパバン(北部の古都)
・チャンパサック(南部の大都市)
中でも、主な観光資源と言ったらこんな場所。
・仏教寺院
・滝や洞窟
・歴史的な建造物など
(自分で書いてるのになんだが、)ここで注目してほしいのが「滝や洞窟」。
それぞれの有名どころって言うと...
~滝~
・クワーンシーの滝(ルアンパバン)←ここまじできれい!!
・コーンパペンの滝(チャンパーサック)←ギネス世界記録「世界で最も幅の広い滝」らしい。
・ファーンの滝(チャンパーサック)
~洞窟~
・パークウー洞窟(ルアンパバン)
・プーカム洞窟(ビエンチャン)
・コーンロー洞窟(カムアン)←巨大洞窟の中をボートで移動、鍾乳石がきれい!
つまりラオスには、滝とか洞窟とか、自然の観光資源がいっぱいあるってこと。
有名どころだけじゃなくて、「観光客は行かないけど地元の人は行く」って場所もいっぱいある。
今回ボリすけ一行が行ったのもそれ、地元の中の地元の方。
(生まれも育ちもパクサンの館長に聞いてみても、知らなかったくらい...)
ってことで、そろそろ本題の「探検」へ!!
先の見えない道のり
朝10時くらいにトゥクトゥクを呼んで出発。
大通りから脇道に入ってからは、未塗装の赤土道(ときどきでこぼこ)。
雨季だから水たまりも多くて、運転も一苦労。
先輩にナビしてもらいつつ、30~40分くらい走って、ここらへんっぽいってところに到着。
とはいえ、そこは村の外れって感じの場所で、洞窟感はまだない。
近くの人に聞いてみると、「たしかに洞窟はある!」とのこと。
「あっちだよ!」って言われるまま、さらに脇道へトゥクを進めてると、おっちゃんに遭遇。
「洞窟に行きたいんだけど、どうやって行くか知っとりますか?」
「ガイドがいないと無理だね。なんなら一緒に行ってあげるよ!」
というのも、ここからは車が通れないんで歩いて行くから、初めてなら案内がないと危ないらしい。
そんな流れで、一緒に行ってもらうことに。
トゥクのおっちゃんも行くってことで、全6人で出発!!
はじめはちょっとした林道。
このときはまだ油断してた。
まぁなんだかんだ、すぐ着くだろうって...
ところが、進んでも進んでも同じような景色。
リアルに道なき道が、永遠に続いてるように。
ときどき休憩をはさみつつ、身体をストレッチ。
特に、足にくる...
ってのも、このよくわかんない赤い岩の地面が、めちゃくちゃ滑る!!
苔むしてたり湿ってたりでつるっつる。
かと思ったら、森の中を進んで行ったり。
ガイドのおっちゃんが、手斧で道を切り開きながら進み続ける。
中々の「探検感」。
「こんな道の案内できるってすごいな。」
「目印になりそうなものなんて、何にもないのに。」
はじめは盛り上がってたみんなも、次第に作業のように黙々と進んで行く。
たしかに近づいてるんだろうけど、あとどれくらいかって目安がないと結構きつい。
結局、1時間半くらいは歩いたかな。
そこには、ちょっとした滝が落ちる洞窟っぽい景色があった。
「やっと着いたわ。」
「よくこんな所見つけたな。」
「洞窟ってこんなかんじだったのね。」
(達成感やちょっとした感動はあったものの、正直なところ、労力に対してテンションがいまいち比例しない...)
とりあえず着いたんだから、休憩がてら周りをちょっと散策。
このあたりもよく滑るんで要注意。
休憩してたときに、別団体のラオ人ご一行が到着。
驚いたのは、まぁまぁ大量の荷物を持って来てる。
「あの道をあんな荷物で来たのか、スゲーわ。」
何かと思って見てたら、どうやらキンビア(ビール飲み会)しに来たみたい。
滝で食材を洗って、料理っぽいことをはじめちゃってる。
「やっぱり、すごいな、ラオ人は。」
帰りも大変...
同じ道とはいえ、帰りはさらに大変...
行きはわりかし登ったんで、帰りはおのずと下り道。
さらに下りだと、まじで道が滑りやすい!!
加えて、ときどきスコールが降ったりやんだり。
泥だらけになりながらの帰路。
ふつうは行きより帰りのが短く感じるんだろうが、心なしか帰りのが長かった気がする...
そんなこんなあって、ようやく入り口に戻って来た。
そこから、またトゥクに乗って元通り。
先輩たち2人は、びしょどろのままバスでお帰りに。
「地元ならでは」と言えば、聞こえはいいかもだが、
中々ハードなボリカム観光になってしまった...
短くも長い半日。
よかったらまたお待ちしております。
そろそろこの辺で。
ではまた!!