ボリすけの協力隊活動 in ラオス

現役の協力隊員がリアルな活動を紹介

ひな祭りイベント by 節句シリーズ

どうも、ボリすけです!!

 

今回は2020年2月に実施した、「ひな祭りイベント」編!

 

 

やっとひな祭り

青年海外協力隊 2018年度3次隊 ラオス隊員(長い...)

派遣されたのは、2019年1月(通常の任期は2年間)。

 

「赴任して1年ちょっと経つから、もう来年にはラオスにいないのか...」

なんて思い始めるころ。

 

思い返せば、最初にやったイベントは、5月にCCC組と協働した「子どもの日」。

ずいぶん前の話みたい。

bolisuke.hatenablog.com

 

期待高まり任地に着いた。

ラオ語はいまいち通じんし、主たる活動土曜だけ。

悠々自適なCCC、何していいかもよくわからん。

 

まぁ、そんなこんな言ってるのも最初だけ。

ラオ人的な生活に適応(!?)してくると、そんな日常が次第に心地よくなってくる。

 

それから早9か月。

日本の節句シリーズも、やっと第3弾の「ひな祭り」!

(七草と菊の節句は省略...)

 

この手のイベント企画に慣れてくると、内容もマンネリ化してくるのが悩みどころ。

今や定番となった、物語・折り紙・歌に加えて、今回は「クイズ」を取り入れることに。

 

こんなプログラムをスタッフと練り上げた。

1 クイズ

2 物語

3 折り紙

4 歌

 

クイズは作ってみたら、わりとおもしろいかも!!

スタッフと共有したときも、軽く盛り上がった。

 

物語は例によってボリすけの翻訳。

ネイティブチェックもオッケー。

 

こんなところで、当日へ。

 

当日の様子

いつも通り午前中に実施。

この日も40人くらいで、9:30ごろにスタート!

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「今日はひな祭りイベント!!」

「日本では、子どもの日は男の子、ひな祭りは女の子のお祝いなんだよー」

「みんな5節句って覚えてる?」

「その中で、子どもの日と七夕をやったから、今日は3つ目のひな祭り。」

 

さっそく、クイズに突入。

「これからみんなにクイズを出すから、どれだと思うか選んで手を挙げてねー」

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1. ひな祭りは何のためにするの?

(1) 女の子が幸せになれるように

(2) 女の子が生まれるように

(3) 死んでしまった女の子が生き返るように

正解は(1)。きれいなお嫁さんになって、幸せな人生を送れるように願うのよ。

 

2. 昔はひな祭りのお人形を、飾るかわりにどうしてた?

(1) 燃やした

(2) 神社に預けた

(3) 川に流した

正解は(3)。昔は病気や不幸をお人形に吸い取ってもらって、川に流していたこともあるのよ。

 

3. ひな人形は何を表しているの?

(1)お嫁入りしているところ

(2)ご飯を食べているところ

(3)お仕事のしているところ

正解は(1)。きれいなお嫁さんになって、幸せな人生を送れるように願うのよ。

 

当たると、みんなすごい喜ぶのがおもろい!!

一方的に紹介するよりも、参加型っぽくした方が印象に残りやすいよね。

 

続いては、「ひな祭りと言えばこれ!」ってものを紹介(ひな人形・ちらし寿司・ひなあられ)。

今までの経験上、スライドに出てくる説明を読みたがる子が多かった。

ってことで、説明を小分けにして、読みたい子に読んでもらうようにしたら、これもわりと好評。

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正月スライドを作ってるときも思ったんだが、「食べ物に意味を持たせる」のって、日本人的な考え方だよね(たぶん)。

ちらし寿司:いろんな具を混ぜ合わせて将来食べ物に困りませんように、とか。

おせち料理だと、数の子:子孫繁栄、黒豆:無病息災、エビ:長寿、とかとか。

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2 物語

つぎに朗読タイム。

 

(こんなお話)

友だちの家には、豪華なひな人形がずらり。

それに比べて、うちのはちょっとさびしい。

そこで、お姉ちゃんと一緒に、自分たちで工作。

オリジナルのお雛様をいっぱい作って満足。

家族と楽しくお祝いができて、めでたしって話。

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3 折り紙

つぎに恒例の折り紙タイム。

お雛様を折ってみた!

 

折り方も簡単で、みんなスルスル。

顔を描いたり服の模様を描いたり、思い思いのお雛様。

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4 歌

最後に恒例の歌タイム。

日本人ならおなじみの、ぼんぼりに明かりをつけるやつ。

 

スタッフもこの歌を知ってた。

というのも、前の隊員と一緒に、ラオ語に訳したんだって。

(読める方はご自由にどうぞ。)

 

~日本語歌詞の読み方~

ອະຄະລິໂວະ ສຶດເຄະມະໂຊະ ບົງໂບະລິນິ

ໂອະຮະນະໂວະ ອະເງະມະໂຊະ ໂມະໂມະໂນະຮະນະ

ໂກນິນບະຢະຊິໂນະ ຮຶເອະໄທໂກະ

ຄຽວໂອວະ ທະໂນະຊີ ຮິນະມະສຶດລິ

 

~歌詞のラオ語訳~

ມື້ນີ້ດີໃຈທີ່ເຮົາໄດ້ ມາຮ່ວມງານ

ໂອ້ດອກໄມ້ໄດ້ຈັດໄວ້ ຈັ່ງແມ່ນງາມ

ພ້ອມທັງມີການຕີກອງ ເສບງັນດັງຄຶກຄື້ນ

ມື້ນີ້ແມ່ນວັນເດັກນ້ອຍ ແມ່ຍິງທີ່ມ່ວນໆ

※リズムも原曲通りでオッケー。

 

読み方をのせてはいても、やっぱりラオ語訳の方がみんな歌ってくれる。

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それと、ちょっと驚きだったのが、イベントが終わってから、

「メモしたいから、さっきの歌みせて!」って子がいたこと。

(歌詞のラオ語訳を紹介した効果!?)

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最後に記念写真。

そんなこんな、所要2時間くらいで終了。

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イベント実施に慣れてきたとはいえ、まだまだ試行錯誤が必要だってことが収穫。

説明をクイズ形式にしたり、歌詞をラオ語に訳したり、今後もちょこちょこ実験を繰り返しましょ。

 

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そろそろこの辺で。

ではまた!!