Meeet the Globe で学生と交流してみた。
どうも、ボリすけです!!
今回は2019年に、長期的なやり取りをしていた、「Meet the Globe 交流」編!
Meet the Globeってなに?
ボリすけとMeet the Globeとの出会いは、協力隊の二本松訓練所。
70日間の派遣前訓練を受けてるとき、張り紙を見つけたのが最初。
「へぇ~、協力隊の経験を日本の学生に還元するみたいなことね。」
やるかどうかは別として、念のため写真をとっておいたのが始まり。
そして時が流れ、任地に着いて数か月、ようやく活動計画が固まってきたころ。
「せっかくだから、日本の学生と交流する機会を作りたいな。」
「そういえば、そんな感じの張り紙を、訓練所で見たような...」
ちょっと説明すると、「Meet the Globe」とは、関西大学が行っているプロジェクト。
同大学の学生が仲介者となって、現役の協力隊員と日本の学校を結び付け、授業の一環として国際理解を支援する活動。
とりあえずと思って連絡してみると、ちょうど高校生とのやり取りが始まるタイミングとのこと。
おもしろそう、即参加!!
1年間で2回(高校生と小学生)協力させて頂いた。
そのときの学生とのやり取りをちょこっと紹介。
1回目 ~高校生編~
5~6月にかけて、高校生との交流。
授業の中でラオスについて調べてるとのことで、メールを通して学生側の質問に答えていくという流れ。
具体的な質問内容は、どれも深い内容ばっかりで、答え方が難しい...
とはいえ可能な限り、実際に任地に来てから知った情報(生の声)をもとに回答することで、活動中の協力隊員に質問するというメリットを意識した。
~以下、2例を紹介~
==学生側(質問)==
地方と都市で格差があるという記事を見たのですが、実際の具体的な格差とはどのようなものなのですか?
==ボリすけ(回答)==
地方と都市での格差については、日本と同じような現象だと思います。
やはりどの国も、首都など大都市の方が発展が進み、地方の方が遅れがちです。
そのため、大都市では会社員やサービス業などを仕事にする人口が増える一方、
地方は農家や小さい個人商店などを営む人口が多い傾向を感じます。
その中での格差というと、やはり「所得」や「教育」でしょう。
・所得は、確かに大都市の方が高いかと思います(物価も都市の方が高いです)
・教育は、地方の子の方が低い水準にあります(大都市の世帯の方が、比較的生活が安定しているため、子どもの教育に時間やお金を割きやすい傾向)
==学生側(質問)==
不発弾がたくさん残っているという記事を見たのですが、実際、ボリすけさんの周りでも、不発弾に関する事故がおっこたりしてしまうぐらい身近なものなのですか?
==ボリすけ(回答)==
不発弾については、私の任地では特に問題ありません。
ラオスは世界で一番多くの不発弾が残っている国と言われていて、地域によっては立ち入り禁止となっている区域もあります。
しかしながら、実際問題として不発弾処理には、多額のお金と時間がかかるのも事実で、完全撤去にはあと200年かかるとも言われています。
そういった中、ラオス政府直轄の不発弾撤去機関である「UXOラオ」をはじめ、「日本地雷処理を支援する会(JMAS)」や「NPO法人 テラ・ルネッサンス」など、日本の団体も様々な形で協力しています。
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作ってくれた成果物。
高校生のときから、途上国に関心をもっていることがすばらしい!!
2回目 ~小学生編~
9~12月にかけて、小学6年生との交流。
小学生(4人グループ)が書いた質問の手紙を、メールに添付してもらって、それに答えていくという流れ。
以前の高校生との活動では、社会問題に関する内容が多くて苦戦したが、今回は小学生ならではの素朴な質問として、ラオスの学生生活や食べ物に関する質問が多かった。
日本とラオスの違いを中心に話す中で、子どもたちの興味や好奇心を促すよう意識した。
~以下、質問例を紹介~
==学生側(質問)==
・ラオスの主食は何ですか?
・ラオスで人気のフルーツは何ですか?
・ラオスの学校では服の決まりがありますか?
・日本ではタピオカが流行っているけど、ラオスでは何が流行っていますか?
・どこかでお昼ご飯を買うと書いていたけど、何円までとか決まってますか?
・女の人は髪を伸ばすと書いていたけど、生まれてから一生切らないのですか?
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みんな質問の後に、「なぜこの質問をしたかと言うと~」ってつけ加えてあるのがおもろかった(「理由も書きなさい!」って、先生に言われたんだろうな)。
こんなところが、Meet the Globeでの活動。
当初の目的でもあった、「子ども同士の交流」に発展させるのは、授業の形態として難しいらしく叶わずじまい...
でも、日本の学生たちが「ラオス」を感じる機会になったはず!!
そろそろこの辺で。
ではまた!!