ボリすけの協力隊活動 in ラオス

現役の協力隊員がリアルな活動を紹介

七夕イベント in 雨季休み

どうも、ボリすけです!!

 

勢いでブログをはじめることにした令和2年の幕開け。

現役の協力隊員が、現地でのリアルな活動をバンバン紹介していきます。

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今回は2019年7月に実施した、「七夕イベント」編!

 

 

雨季休みに入って

 

ちょっと余談からはじめますと...

 

ときのころは7月。

6~8月は雨季休みで学校に行かない時期に突入。

 

それにともなって、

「児童館ラオス版」のような施設であるCCC、

子どもたちが月~金で来るように。

 

逆に乾季の間、

子どもたちはもちろん学校に行くもんで、

毎日CCCにいるのだけども、

子どもとの主な活動は土曜日だけ。

 

その週1回に備えたり、別の仕事があったりはするものの、

やっぱり少し物足りない気分は否めなかった。

 

そしてやっときた3か月間の雨季休み活動。

基本的にはCCCからの要望で、英語と日本語の授業が中心。

気合いれてやったるで!!

 

でもこの話はひとまず置いといて...

 

今回は、いわずと知れた7月7日、

「七夕イベント」についてのご紹介!

 

七夕イベント企画

 

こないだあげた「子どもの日」に続き、

日本の節句シリーズ第2弾。

 

やっぱり七夕も欠かせない!

日本の小学生にとっては、まぁまぁ大きいイベント(なのかな!?)

 

今回もある意味では初めてのイベント実施。

 

というのは、

前回はCCCで活動する同期と協働したんだが、

今回は自分で企画から実施。

とりあえず、企画の相談をかねてスタッフに話をもちかけてみる。

 

「7月7日って、日本では七夕っていう文化があるんだよー。」

「短冊にお願いを書いて、夜空の星にお願いするんだよー。」

 

基本的にうちのスタッフはノリがいいんで、

ありがたいことに、すごい協力的。

 

「そうなんだ。じゃあ7月にやろうか。」

即決定!

 

ぼくも「七夕ってなんだったっけ?」って思うところを調べつつ、

ちょこちょこスタッフに説明しながら内容を考えることに。

 

「やっぱり、ずっと説明してるだけだとみんな飽きちゃうから、

折り紙とか歌とか入れた方が楽しいね。」

「そうそう、折り紙も歌もちょうどいいのがありそうだよ!」

 

そんなこんなで、

子どもの日でやった内容をベースにして、

考えたプログラム。

 

・七夕とは、短冊とは

・織姫・彦星ものがたり

・学校の「七夕まつり」の様子

・七夕かざりを折ってみよう、願い事を書いてみよう

・七夕の歌(笹の葉さらさらのやつ)

 

前回と違うのは、「ものがたり」を取り入れたこと。

 

うちのCCCに来る子どもたちは、

あんまり自分から好んでは本(絵本)を読まないけど、

読み聞かせをしてもらうのは好きみたい。

 

なので、ちょうど七夕にはいい感じの教訓物語がある!

それをラオ語訳しよう!!

 

さっそくネットで探してみるも、

ラオ語訳なんて、もちのろんあるはずもなく...

やっぱり自力で翻訳...

 

ちょっと骨が折れたけど、新しい試みのため。

 

スタッフのネイティブチェックも済んで、

さぁ当日。

 

当日の様子

 

乾季とはうってかわって、雨季はだいぶ子どもの数が少ない。

今回は20人いないくらい。

ちょっと残念だけど、来てる子には楽しんでもらおう!!

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「七夕っていうのはね...短冊っていうのはね...」

 

 ひと通りの紹介が終わった後は、

ちょいと苦労した「織姫・彦星ものがたり」。

 

ちょっと冗談で、少し日本語で読んでみることに。

 

すると案の定、

よってたかって「ບໍ່ເຂົ້າໃຈ(ボーカウチャイ)=わからないよ!」。

 

そこでスタッフから思いもよらない助け舟。

「ボリすけは日本語で読んでいいよ、私がラオ語で読むから。」

 

たしかに、それもおもろいかも!

 

ってことで、

ぼくが日本語で、スタッフがラオ語で、

1行ごとに交代で読むことに。

 

ちょうど雨季休みの今は、ここで日本語勉強してるし、

日本語の雰囲気を知ってもらうのもいいね!

 

そんなこんなで同時通訳みたいな感じでものがたりを進行。

 

みんなしっかり聞いてくれてる。

今思うと、ぼくのラオ語の発音じゃ、

ちゃんと通じなかったかも...

話に集中できなかったかも...

冗談が呼び込んだ、結果オーライ。

 

話が終わると質問タイム。

「どんな話かわかった?」

「登場人物は?」

「ハッピーエンドだった?」

 

そして、ものがたりのいいところは「教訓」が含まれていること。

 

今回でいうと、

・なまけると罰を受ける

・努力すれば報われる

ってことになるんかな。

 

というのも、

・なんで2人は別れることになったのか

・なんで再び会うことができたのか

っていう問いかけから考えてもらう。

 

自分で考える時間も大事!!

思ったよりちゃんと話の筋を理解してくれてたからよかったわ。

それに、これをラオ語に訳した初めての人かも。

 

・学校の「七夕まつり」の様子

 

次は、日本の学校ではどんなふうに七夕まつりをしているか、

写真や動画を見せながら紹介。

 

・七夕かざりを折ってみよう、それに願い事を書いてみよう

 

やっぱり工作は盛り上がる。

とはいえ、今回は折り紙だけ。

 

彦星の形に折ってみようのコーナー。

 

子どもたちは丁寧に折るのが苦手。でも折り方は割と簡単。

ていうか、なんにでも折り方があるのがすごい!!

誰が考えたんだろうってしみじみ。

 

そしたら、その自分で折った彦星に、

「願い事」を書いてみようのコーナー。

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欲しいものでも、夢でも、なんでもオッケー。

このときは、「携帯電話ほしい率」、あんまり高くなかったな。

(とはいえ4人に1人くらい。)

 

ほかには、

・勉強がよくできますように

・暑いから家にエアコンが欲しい

・ブンカーンに行きたい(メコン川を渡ったタイ側の町)

 などなど

 

家族の健康や幸せを願う子もいてすばらしい!!

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書き終わったら、

そこらへんでとってきたそれっぽい木に飾ってみよう。

 

テープで葉っぱのところにくっつけるんだが、

みんないい場所をとろうと早いもの勝ち。 

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これで完璧!

  

最後に、七夕の歌。

笹の葉さらさらして終了。

 

そんなこんなで、所要時間は1時間半くらい。

おつかれさん。

 

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 ~終わりに~

今回は企画から実施まで自分主体で動いてみた。

 

前にやった子どもの日のおかげもあって、

プログラムのベースは考えやすかった。

 

ものがたりの読み聞かせも、

おもろいってわかったのも収穫。

 

ちょいと訳すのが面倒ではあるけど、

日本の伝統的なものがたりを知ってもらうのも、

絵本とは違う趣きがあるかも。

 

~~~

ありがたいことに、

うちのCCCは一昔前に書籍の援助があって、

ラオ語訳された日本の絵本が結構ある。

 

主な書籍援助団体

ラオスの子ども

Room to Read

・Shanti Volunteer Association

 

今は毎月「World Gift」からの寄付による物品支援を頂いている。

大きめの段ボールに色んなものが詰め合わせ。

・おもちゃ、ボールなどの遊具

・ノートや鉛筆などの文房具

・ぬいぐるみ、小鍋、衣類、タオル、水筒、などなど

 

ご協力者さま、援助および寄付、ありがとうございます。

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あとは、やっぱり工作系は子どもたちの反応がいい。

もともと折り紙とか好きだしね。

 

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(なんか、今回の写真は全体的にうす暗くてすんません。)

 

こんな感じかな。

 

2回目のイベントだったけど、

何事もはじめはとっつきにくいもの。

だから、数をこなして慣れていくことが大事!

 

これからも色んなイベントで盛り上げていこう!!

 

 

そろそろこの辺で。

ではまた!!