クリスマスイベント by キリスト教シリーズ
どうも、ボリすけです!!
勢いでブログをはじめることにした令和2年の幕開け。
現役の協力隊員が、現地でのリアルな活動をバンバン紹介していきます。
今回は2019年12月に実施した、「クリスマスイベント」編!
クリスマスイベント企画
冬と言ったら「クリスマス」!!
ってイメージする人も少なくないはず。
とくに、ハロウィンが終わって11・12月に入ると、
すぐさま日本の街はクリスマスモード。
~ちょっと余談~
ラオスの12月は少し寒い。
ボリすけの体感では、11月末~12月頭にかけてが、年で一番の冷え込み。
日中でも、半そで半ズボンじゃ、まじで風邪ひく!
加えて、朝晩はさらに寒い!!
ボリすけの任地(中部のボリカムサイ県)には、
ストーブとかヒーターとか、暖房器具系がなんにも売ってない...
エアコンはあっても、基本クーラー機能だけ...
寒いと思ったら、ラオ人的には服を着こむってかんじ。
※市場で長袖はふつうに売ってる。
おんなじところで買ってるのか、種類が少ないのか、みんなそれを欲しがるのか、
子どもたちはディズニーのパーカー率が高い(とくにアナ雪)。
それと、家の中も寒い!
防寒性能とかないんで、(リアルに)外と同じぐらいな感覚。
ラオスは暑い時期が長いから、「寒さ」を忘れてるためなんか、
気温以上に「寒い!!」って思っちゃうのかも...
(ボリカムでは15度を下回るとめずらしい、なかなか寒く感じる。)
※北部はもっと寒いって聞くんだが、それでも暖房器具がないところもあるみたい。
みんな体調には気を付けてくれ!!
~~~
そんなところで、ハロウィンに続く、
キリスト教シリーズ2回目は「クリスマス」。
例によって、スタッフと相談して内容決め。
今までの流れを踏襲してこんなかんじに。
- クリスマスって何?
- 『クリスマスキャロル』読み聞かせ
- クリスマス飾りを作ってみよう!
- クリスマスソングを聞いてみよう!
- プレゼント抽選会 by ワールド・ギフト
そして、七夕に続く、ものがたり翻訳2回目は『クリスマスキャロル』。
これはボリすけも、子どものころから馴染みがあってよく知った話。
(うちに『ディズニーのクリスマスキャロル』ってビデオがあって、めっちゃ見てた思い出...)
『織姫・彦星ものがたり』よりも話が長くて複雑だったんで、なかなか骨折れ。
でも、まぁ楽しかったし、子どもたちのためにもなるしね。
1週間くらいかけて、ちょこちょこ翻訳。
ネイティブチェックもオッケー。
そんなところで、当日へ。
当日の様子
この日も寒い(クリスマスイベントには、おあつらえ向き!?)。
子どもたちは40人くらいと、ちょっと少なめ。
いつも通り、午前中にスタート。
「今日のテーマは、クリスマスについて。
ラオスにもクリスマスを祝う習慣はあるのかな?
日本では12月に入ると、街中にクリスマスの雰囲気が出てくるんだー。
そんな楽しいイメージのあるクリスマス文化を紹介していくよー。」
※ラオ人は一般的に仏教なんで、クリスマスを祝ったりしないけど、言葉くらいは知ってる。
- クリスマスって何?
はじめにクリスマスの基本情報から。
「クリスマスは何日なんだっけ?」
「12月25日!!」
「クリスマスは何教のお祭りなんだっけ?」
「キリスト教!!」
これくらいは、大体みんな知ってる。でも...
「クリスマスは何のためのお祭りなんだっけ?」
「・・・」
さすがにここまでは知らなかった。
「クリスマスは、イエス・キリストの誕生をお祝いする日なんだよー。
でもそれは、正確には誕生日じゃないっていうのがおもしろいねー。」
「それじゃあ、つぎにクリスマスによくあるイメージを紹介していくねー。」
・サンタクロース、トナカイ
→いい子にしてると、サンタがトナカイのそりに乗って、プレゼントを渡しに来てくれるんだよー。
・プレゼント
→世界的にクリスマスの日にはプレゼント交換をするんだよー。
・クリスマスツリー
→クリスマスをお祝いするために大きい木に飾りをつけるんだよー。
・ケーキ
→イエス・キリストの誕生をお祝いするために、ケーキを食べるんだよー。
みんなも誕生日・お祝いする日にケーキを食べるのと同じだね。
→国によってさまざまなケーキの種類があるんだよー。
ドイツなど:シュトーレン、フランスなど:ブッシュドノエル
・雪 ホワイトクリスマス
→雪の積もったクリスマスを「ホワイトクリスマス」って言うんだよー。
残念ながら、ボリカムには雪が降らないけど、世界的に12月は冬。
日本でもクリスマスの日に雪が降ることがあるんだよー。
「みんなはどれだけ知ってたかな?これだけでも楽しい雰囲気は伝わってくるよねー。」
「つぎに、『クリスマスキャロル』っていうお話を読んでいくよー。」
- 『クリスマスキャロル』読み聞かせ
ということで、本日のメインイベント(個人的に)。
スタッフにバトンタッチで、ラオ語による読み聞かせ。
「こんなことに注意しながら聞いてみてね。」
・どんな登場人物がいたか
・その人物は初めどんな人たちだったか
・その人物はその後どんな変化があったか
みんな集中して静かに聞いてくれてる。
話の流れはわかりやすいと思う。
登場人物もわりとしっかり把握できてた。
でも今思うと、妖精が出てくるあたりから、混乱しちゃう子もいそう。
はじめに登場人物だけでも、話しておくのがよかったかも...
例えば、
・クラチット
・3体の妖精(過去、現在、未来)
でもなかなかのネタバレだから、先に言うのもどうかな...
当たり前だが、登場人物の名前がラオ人っぽくないから覚えられないしごっちゃになりそう...
まぁ結局、ふつうに読み聞かせでいいんかな...
そんなこんなからの、教訓タイム!!
「ここでは2つの教訓を紹介するよー。」
質問をしつつ、子どもたちに考えてもらうよう促す。
でも、ちゃんと答えるのは難しいんで、スタッフが補いながら進めてく。
教訓1:周りに優しく、自分も幸せ。
「スクルージは、はじめはどんな人だった?」
→意地悪でみんなに嫌われていた。
「彼にどんな出来事が起こった?」
→昔の友達に諭されてから、3体の妖精に会った。
過去:昔は素直だったのに、仕事とお金が全てになってしまった自分。
現在:貧しくも幸せそうにクリスマスを過ごすクラチット一家。
未来:自分が死んでも誰も悲しんでくれないというみじめさ。
「最後にはどんな人になった?」
→今までの身勝手さを改めて、みんなに優しくするようになった。
「つまり、周りに優しくすることで、自分も幸せになれるってことを知ったんだね!!」
教訓2:当たり前の幸せを大切に。
「クラチットの家族はどんな雰囲気だった?」
→家は貧しそうだけど、みんな幸せそうだった。
「クラチットはお金持ちだった?子どもは元気だった?」
→貧乏だった。足が不自由だけど病院に行くお金がなかった。
「つまり、愛する家族と一緒にいられるっていう、当たり前の幸せを大切にできてたんだね!!」
「この2つの教訓は、とっても大事なことだから、みんなも忘れないように。」
- クリスマス飾りを作ってみよう!
「つぎに、折り紙でサンタクロースを折ってみよう。」
ってことで、クリスマスっぽくて簡単な「さんたミニきゃっぷ」を折ってみた。
みんなスルスル折ってく。
例によって、顔を描いて完成。
かわいい!!
- クリスマスソングを聞いてみよう!
「つぎに、楽しいリズムが多い、クリスマスソングを聞いてみよう。」
ここでは、
・ジングル・ベル
の2曲を採用。
一緒に歌うのはむりでも雰囲気だけ...
- プレゼント抽選会 by ワールド・ギフト
最後に、たぶん子どもたちにとって今日のメインイベント、
「プレゼント抽選会」!!
プレゼントの提供は、ワールド・ギフトにていただいた寄付。
ぬいぐるみ、文房具、服、タオル、その他もろもろ。
抽選方法は、さっき作ったサンタに自分の名前を書いて、
それをトレーに入れて、ひとつずつ引いてく。
早いもの勝ちの「運勝負」。
やっぱり一番人気は、ぬいぐるみ。
でも、ノートを筆頭に文房具もわりと人気でうれしい。
なんだかんだで、30人くらいにプレゼント。
終始ドキドキ・ワイワイしながら、盛り上がった抽選会になりました。
ワールド・ギフトさん、ありがとうございます!!
こんなところで、クリスマスイベント終了。
所要、2時間弱くらい。
今回は、キリスト教シリーズの2回目。
これからも、ラオっ子たちに色んなテーマで色んな世界を紹介していきまっせ!!
そろそろこの辺で。
ではまた!!