ボリすけの協力隊活動 in ラオス

現役の協力隊員がリアルな活動を紹介

ラオスの携帯事情 & SIMフリー携帯を使ってみよう!

どうも、ボリすけです!!

 

勢いでブログをはじめることにした令和2年の幕開け。

現役の協力隊員が、現地でのリアルな活動をバンバン紹介していきます。

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今回はラオスの「携帯電話 事情」編!

 

日本を出る前にいろいろ調べてはいても、

結局、行って使ってみないとよくわかんない、携帯電話...

 

そんな海外旅行における悩みについて、ひとつの参考になれば。

※とはいえ、あくまでここでは、ラオスの話なんでご留意を。

 

 

ラオスの携帯事情

ラオスはわりと、携帯電話が普及してる。

 

子どもはだいたい中学生から、大人はじいちゃん・ばあちゃん世代まで。

とはいえ、ここ5年10年くらいで急激に普及したらしい。

そのため、ガラケーとかの移り変わりもなく、みんな「スマホ・ネイティブ」。

 

前に、「子どもの日」の記事とかでも触れたかな...

特に子どもたちは、みんな機種にも詳しくて、新しいのを欲しがる。

 

よく見る携帯はこちら。

OPPO

VIVO

Huawei (honor)

ってかんじの中国企業...

 

そして、不動のSamsungも、まぁまぁ多い。

ある子が言うには、「親はApple使ってる」って。

 

値段の相場は、もちろんピンからキリまであるんだが、

1,000,000キープ(約12,500円)前後みたい。

 

パクサンの町では、特にOPPOVIVOの携帯ショップをよく見る。

っていうか、「こんなにいらなくね!?」ってくらいよく見る!!

(生活圏内には1軒だが、「新しい市場」の大通りに行くと、5・6軒乱立。)

(それに看板がでかくて立派。)

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~ちょっと余談~

ラオ人は、大人も子どもも、携帯大好き!!

気づいたら、携帯いじってる(youtube:6割、facebook:3割、ゲーム:1割、ってかんじ)。

 

ちなみに、ラオ人の連絡手段は、「Messenger」か「WhatsApp」がメイン。

※LINE使ってる人は、ほとんど見ない。

~~~

 

 つづいて、ラオスでメジャーな通信会社はこちら。

・LTC(Lao Telecom) ←ボリすけも使ってる

・ETL

・Unitel

・Beeline

 

通信会社は、地域によって電波の通じやすさが違うらしい(って噂)...

ちなみに、こんなところに行ったが、特に問題なく使えた。

ビエンチャン(首都)

・ボリカムサイ(中部の任地)

・ルアンパバン(北部の観光地)

・カムアン(中部の都市)

  

また、なんだかんだで、「Free-wifiも結構ある!!

ゲストハウスやホテルなど、宿泊系の場所はもちろん、空港にもあるし、カフェにもほぼ間違いなくある。

 

つまりは、旅行者が行きそうな場所にはあるってイメージ。

わりとどこも通信速度が早くて便利!!

 

でもまぁ、やっぱり自分が使いたいときに使えるのが一番!!

ってことで、つぎは実際に使ってる「Lao Telecom」についてご紹介。

 

Lao TelecomのネットSIM

基本的に、SIMは「プリペイド式」。

(なので、過剰な通信料の心配がないのも、うれしいところ!)

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この隙間に入ってるチップを使う

使い方の流れとしては、こんな感じ。

1.「番号用のSIM」を買う

2. その番号に課金する

3. 好きなパッケージプランで登録する

 

~1. 番号用のSIM~

「番号用のSIM」・・・個別の番号を取るSIMでずっと必要。

(小指の爪くらいの、小っちゃいチップ。)

(10,000キープ(約125円)だったと思う...)

 

それをSIMフリー携帯とか、wifiルーターに差して使う。

基本的に、SIMは買ったところで設定してもらえるから、それが一番いいかも。

空港とか携帯ショップとかなら、しっかりやってくれる。

※個人商店にも売ってることがあるけど、設定まではしてもらえないと思う...

 

~2. 課金の方法~

・課金用のカードを使う

課金用カードを買って、裏面を削って出てきたコードを、通話入力なりアプリでの入力なりで課金できる。

 

「自分が使ってる通信会社のカード」を買うことに注意!!

(ボリすけで言うところの「Lao Telecom」。)

課金用カードは、携帯ショップでも、普通の商店でも、個人でも売ってる。

(課金したい金額に応じて、カードの金額もいくつかある。)

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こんなかんじの課金用カード

・インターネット・バンキングを使う

銀行によってはインターネット・バンキングのアプリがある。

(通信会社のアプリじゃなくて、銀行のアプリ。)

そのアプリ内から、「課金したいSIMの番号」と「任意の金額」を入力することで、口座から直接課金できる。

(ちなみに、BCELって銀行は、「BCEL One」ってアプリで可能。)

 

~ちょっと余談~

なんだか、通信会社には特殊な呼び方(ラッ + 数字)がある。

ラッ・ソーン(2) → ETL

ラッ・ハー (5) → Lao Telecom

ラッ・チェッ(7) → Beeline

ラッ・カオ (9) → Unitel

 

課金用のカードを買うとき、会社名じゃなくてこう言うと、

ちょっとネイティブっぽい!って話。

~~~

 

~3. パッケージプラン~

パッケージプランは、より取り見取り。

「GB数」や「日数制限」の違いでいっぱいあるから、自分で適当なのを選べばオッケー。

日数が過ぎれば、別のプランに変更するのもオッケー(ただ選び直すだけ)。

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こんなかんじのプラン表

通信会社「Lao Telecom」を使うなら、このアプリがおすすめ!!

「M-Services」

・残りGB数・日数の確認

・プランの更新・変更

・コード入力の課金

こんなことがサクサク。

 

ちなみに、ボリすけはこのプラン。

通信料:25GB / 30日 / 150,000キープ(約1,900円)

(日本と比べたら、かなり安いよね!!)

使用携帯は「ASUS」のSIMフリー携帯(ダブルスロットル:SIMを2枚差して使える)。

 

でも、携帯じゃなくて、「wifiルーター」に差して使ってる(パソコンとか他の機器でも同時に使いやすい)。

wifiルーター:450,000キープ(約5,600円、値切ってこれくらいだったと思う...)

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~通話SIM~

基本的にはネットSIMと同じ。

番号を買って、課金して使う。

 

協力隊としては、JICAから支給される子機とSIMを使う。

その子機に入れる通話SIMを、自分のSIMフリー携帯に差して使ってるから、

支給された子機を使わないで済んでる。

(ダブルスロットルだと、もう1枚差せる。他の国に行って現地のSIMを差すときも、入れ替えとかしなくて済むから便利。)

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JICA支給の通話携帯

~ちょっと余談~

「ネットSIM」とはいっても、通話も無料アプリで利くんだから、今の時代は便利だね。

(LINEでも、Messengerでも、WhatsAppでも。)

~~~

やっぱり、携帯は便利!

「今の世の中、海外で携帯が使えると、めちゃくちゃ便利!!」

ってことを体感。

 

~感動ポイント4点~

・地図

→今までは迷いに迷ってたのが、最短ルートで行ける!

・連絡

→現地の友達に会うための連絡が、いつでも好きなときにできる!

・検索

→「今から何しようかな」って思ったとき、近くのスポットをすぐ探せる!

・予約

→行き当たりばったりだったゲストハウス探しとかが、いつでも安く予約できる!

 

 

とはいえ、

道に迷う中にも面白さがあったり、

適当にぶらついてる中にも出会いがあったり、

宿をあきらめようかと思ったときに声をかけてもらったり、

こんな経験も数えきれない...

 

 

とはいえ、「やっぱり、携帯は便利!」

ってことで、適度に適切に使えればいいかな!!

 

「便利なのはわかったけど、実際SIMフリー携帯を使うのは、ちょっと難しそうかも...」

なんて人も、中にはいるかもしれない。

 

でも朗報!!

 

さんざっぱら、「ラオスの携帯事情」について話してきて、今さらなんだが、

ボリすけも中々の「携帯・PC音痴」。

 

でも、勢いで使い始めたら「なにこれ!?めちゃくちゃ便利じゃん!!」ってなった次第。

(実際わかんないうちにも、使ってれば慣れるのが人間!!)

 

~ちょっと余談~

他のアジアの国でも使ってきたんだが、

どこでも設定はしっかりやってくれた。

 

というか、そもそも現地のSIMを使うと、設定が現地語のこともあるんで、

やってもらえないと逆に辛い!!

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タイでもインドネシアでもサクサク!

だいたいの人は、その国に空港から入るだろうから、そこで買って設定してもらうのが安心。

だが、遅い時間だと店が閉まってるかもなんで、そこは要注意!!

ちなみに、ラオスの首都ビエンチャンの「ワッタイ空港」は、17時くらいに閉まってた...

~~~

 

ってことで、今度の海外旅行、試しに使ってみては!?

 

 

そろそろこの辺で。

ではまた!!

 

 

「ラオスの生活環境」シリーズ第3弾 ~町の雰囲気 編~

どうも、ボリすけです!!

 

勢いでブログをはじめることにした令和2年の幕開け。

現役の協力隊員が、現地でのリアルな活動をバンバン紹介していきます。

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今回は「ラオスの生活環境」シリーズ第3弾 ~町の雰囲気 編~!

 

「協力隊の人って、どんな環境で生活してるんだろう?」

こんな疑問をもつ人も多いはず。

そんなかゆいところを、少しでも解消してくだされ。

 

このシリーズは、全3部作でお届け中。

第1回 家事情

第2回 生活事情

第3回 町の雰囲気

 

もちろん、国によっても任地によっても変わるんで、ひとつの参考として。

 

~ボリすけの任地~

派遣国:ラオス(東南アジア)

任地:ボリカムサイ県パクサン郡(首都からバスで4時間)

 

 前回は、基本的な「生活事情(家、市場、病院、虫)」をご紹介。

ってことで、つぎはボリすけの愛するパクサン、「町の雰囲気」を感じてってください!!

 

 

和みのメコン川

パクサンの名スポットとして外せないのが、メコン川

夕焼け時になると、バイクを止めて眺める人が、自然に増えていく。

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たしかに和む。

ぼぉーっとゆらゆらする水面、反射してまぶしい夕日。

 

そんなメコン川を、小さい船がすべってく。

「どっちの人なんだろ?ラオスかタイか??」

数百メートル先の対岸はタイだってのも、また不思議。

 

そして、夜になると、また違った一面を目にすることに。

向こう岸のタイとは「明かりの量」がまぁまぁ違う...

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きらびやかな明かりに包まれるタイの町

とはいえ、ラオ人にとっても向こうのタイ人にとっても、

メコン川は「心の拠りどころ」になってるはず。

 

ただ眺めて楽しむのもまた一興。

 

サッカーはじめたって話

ちょっと町の雰囲気とは関係ないかもだが... 

夕方ごろに、近くの学校へ行くと、サッカーをしてる近所の子どもたち。

最近それに交ざるようになったって話。

 

~ちょっと余談~

協力隊の任期は2年。

その半分にあたる1年目が終わるころ、健康診断を受ける。

 

ボリすけも2020年2月初めに受診したところ...

なんでだか、「LDL(悪玉コレステロール)値」がちょっと高かった!

 

その思い当たる原因としては、どうも「卵の食べ過ぎ」っぽい...

栄養があると思って、毎日2~3個食べてたのが裏目に...

それと、やっぱり習慣的な運動が大事だって...

 

ってことで、卵は1日1個、家に帰る前のサッカーを日課にした。

~~~

これには、ちょっといい影響も!

健診結果の話をスタッフにしたら、「うちの旦那も運動不足だわ」ってことで、

彼もたまに加わるようになった。

 

まぁとにかく、結果オーライかな!!

子どもと遊ぶのは楽しいし、息抜きにもなるし。

 

みんな分け隔てなく、自然に集まってきた知らない子たちが、

一緒になってひとつのボールを追いかける。

 

裸足になったり、服を脱いだり、それぞれのスタイル。

ラオっ子たちは、靴じゃなくて、いつでもサンダル。

それでも、走ったりボール蹴ったりできるのがすごい。 

 

難点なのは、校庭の砂ぼこりがすごいってこと...

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あとおもろいのが、みんな帰るときの切り替えが早い!!

ミニゲームやってて、夕方遅くなってきたから「あと1点で終わり」ってとき。

その1点が入ったら、ほんとにクモの子散らすように、流れ作業で帰ってく。

 

とまぁ、そんなこんな、最近サッカーをしてるわけ。

 

ちょっと話変わって、子どもたちの放課後はというと...

学校が終わって家に帰って、また遊びに出かける子どもたちを、よく見かける。

でも、日本にあるような「公園」がないんで、幼稚園とか学校の校庭に来る子もいる。

 

~小学生~

・幼稚園にある遊具(ブランコ、シーソー、滑り台など)で遊んだり

・自転車で追いかけっこしたり

~中学生~

・バレーボールのコートで、セパタクローしたり

・バイクで追いかけっこしたり(中学生はバイク通学の子も多い)

 

なんだかんだ、ラオっ子たちも、外で遊ぶのが好き!!

~~~

今度、CCCでの「ラオっ子の遊び方」について記事にすると思うんで、また見てくれるとうれしいっす!!

~~~ 

 

~またちょっと余談~

公園がない、遊具がない。

たしかに、ぼくも初めて任地に来たとき、こう思ったのを覚えてる。

「子ども文化センターってわりに、遊具がなんにもないんだなぁ...」

 

それで作ったのが、「ちょっと危ないブランコ」!

 

子どもがどっかから持ってきた、壊れたフェンスを再利用。

・鉄のワイヤーに解体

・強度を出すために、数本でねじる

・ブランコになるよう組み合わせる

・木に引っ掛けて完成

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心配したよりも、強度は問題なかった。

が、やっぱりワイヤーの先がちょっと危ない...

でも、思いのほか、みんな使ってくれるのがうれしい!!

~~~

 

のんびり町の雰囲気

そんなこんな話してきたけど、やっぱりパクサンはゆるい町。

・外に座って車の通りを見てる人が多かったり

・休憩がてら昼からビール飲んでたり

・ただ座って談笑してたり

 

そこら辺では、牛やヤギが歩き回ってるのが日常。

どっからともなく、CCCに入ってきたり、近くの学校に入っていったり。

そこらへんに生えてる草を、のんびり食べてたり。

 

そう言うぼくらも、CCC内に実ってるグァバとかパパイヤとかを、よく取って食べてる。

「あのパパイヤ、もうすぐ食べごろじゃない?」ってのも日常会話。

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CCCに実ってるでかいパパイヤ!

こんな町の雰囲気を形容するとしたら、やっぱり「のんびり」。

だれも怒らないし、だれも焦らない。

何(なに)にも追われないし、何(なん)にも追わない(これは言い過ぎかも...)。

 

「家族や友人と毎日を何気なく過ごすのが一番」って雰囲気。

 

日本であくせく働いてたサラリーマン時代とは、(良くも悪くも)似ても似つかない生活環境。

協力隊は、「現地の人たちの生活に寄り添って活動することが大事」って言われる。

その点では、自分はある程度、順応できてるんかな!?

 

ふつうに生活する分には、みんなのおかげもあって、快適に過ごせているのがありがたい!!

あと1年、よろしくお頼申します!!

 

 

こんなところで、3回にわたってボリすけの生活環境をご紹介。

協力隊の生活イメージを、少しでも感じてもらえれば幸!!

 

 

最後に、パクサンの風景ギャラリーをどうぞ。

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ひたすら長い一本道を通勤

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通勤途中 のんびり風景
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乾季から雨季へ・・・

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タイへの渡し船乗り場(当たり前だがパスポートチェックあり)

 

そろそろこの辺で。

ではまた!!

 

 

「ラオスの生活環境」シリーズ第2弾 ~生活事情 編~

どうも、ボリすけです!!

 

勢いでブログをはじめることにした令和2年の幕開け。

現役の協力隊員が、現地でのリアルな活動をバンバン紹介していきます。

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今回は「ラオスの生活環境」シリーズ第2弾 ~生活事情 編~!

 

「協力隊の人って、どんな環境で生活してるんだろう?」

こんな疑問をもつ人も多いはず。

そんなかゆいところを、少しでも解消してくだされ。

 

このシリーズは、全3部作でお届け中。

第1回 家事情

第2回 生活事情

第3回 町の雰囲気

 

もちろん、国によっても任地によっても変わるんで、ひとつの参考として。

 

~ボリすけの任地~

派遣国:ラオス(東南アジア)

任地:ボリカムサイ県パクサン郡(首都からバスで4時間)

 

前回は、実体験をもとにした「家事情」をご紹介。

ってことで、つぎは基本的な「生活事情」を感じてってください!!

 

 

市場事情

「生活の要」となる市場(ラオ語:タラーッ)について。

生鮮の食べ物(肉、魚、野菜、果物、卵、米など)は、基本的になんでも手に入る。

 

ボリすけの生活圏内に市場は2つ、

「新しい市場」と「古い市場」って呼ばれてる。

 

「新しい市場」の方は、国道に面しているんで、ちょっと大きめ。

各地に行くバス停もあるんで、ビエンチャンに行くときにも来る場所。

 

一方、「古い市場」は小さめで、「庶民の台所」的な印象。

配属先にも近いんで、いつも買い物はここで済ませる。

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御用達の「古い市場」
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魚の解体とサツマイモ

~「古い市場」の相場~

・鶏1頭(羽もいだ状態):35,000キープ(約450円)くらい~(サイズによって)

・マンゴー1キロ:各15,000キープ(約200円)

・りんご、トマト1キロ:各15,000キープ(約200円)

・小袋いっぱいのレタス:2,000キープ(約25円)

・卵1個:1,000キープ(約12円)

・白米1キロ:10,000キープ(約120円)

 

まぁ、日本と比べれば何でも安いんだが、

中でも「マンゴー」・「レタス」・「白米」が激安!!

野菜・果物系は、傷んでるのもいっぱい混ざってるんで、ちゃんと選んだ方がいい。

 

あとは、売ってる人と顔なじみになったり仲良くなったりで、よくおまけしてくれる!!

(「商店街のひいきにしてる店」って感じ。)

 

 

「市場」以外にも、よく利用するのが「商店」。

飲み物とか、日用品とか、市場にない系のものはこっちで買い物。

 

任地のパクサンには、「コンビニ」なんてないが、「個人商店」はいっぱい。

ちょっとした「大きい商店」もあって、そっちの方が品ぞろえも充実してる。

(どうでもいいんだが、いつも行ってる店は、歯磨き粉の品ぞろえが20種類くらいある!)

 

ここでちょっと注意なのが、タイ製品(中国製品も)がめちゃくちゃ多いってこと。

ほとんどの商品は、ラオ語のラベルなんて貼ってないんで、タイ語じゃ読めん...

 

飲み物・食べ物は、見た目でわかるから問題ない。

だが、日用品系はよくわかんないのもある...

・「洗剤」かと思ったら「柔軟剤」

・「シャンプー」かと思ったら「コンディショナー」

・「砂糖入ってないコーヒー」かと思ったら「超甘い」

 

こんなかんじで、買い物は「市場」と「商店」でとりあえずオッケー!

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御用達の「大きい商店」
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御用達の「個人商店」

病院事情

2年の任期付きとはいえ、

それなりにしっかり住むってなると気になるのが、

いざってときの病院事情。

 

ボリすけもあろうことか、任地に来て3か月くらいのとき、突然の39度近い高熱。

ラオスではじめて、病院を体験。

 

幸いにも、自転車をもらった先輩隊員は看護師で、ボリカムサイ県病院で活動していた。

 

すぐ病院に行くのも、なんかやだったんで、

とりあえず「タイレノール(解熱薬)」と「熱さまシート」で安静にしてた。

 

薬を飲めば一時的に熱は下がるものの、また上がってまた下がっての繰り返し。

そこで、頭をよぎるのが「デング熱かも!?」ってこと...

(昔から蚊に刺されやすいから、余計に不安が募ってくる。)

 

いつまで寝ててもキリがなかったんで、3日目にしてようやく病院に。

 

先輩に連絡しておいたんで、着いてからはスムーズに診察してもらえた。

(その節は、ほんとに助かりました!!)

 

血液検査をしたところ、デング熱ではないと判明して、一安心。

よくわからないが、同じような熱を下げる薬を処方してもらって、また様子を見ることに。

 

すると、1日で元気になった!!

(「デング熱かも!?」って心配が悪影響してたのかな...)

 

体調が悪くなったら、みんなも早めに病院に行こう!!

 

まぁ、こんなことがあって、県病院にはお世話になった。

中の様子はというと、わりときれいでしっかりしてる印象(以前、外国の援助で改装されたとのこと)。

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ボリカムサイ県病院

そして驚いたんが...

診察代がめっちゃ安い!!

 

・診察代(血液検査込み):30,000キープ(約400円)

・薬代が8,000キープ(100円)

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ちなみにこんな感じの領収書

~ちょっと余談1~

配属先スタッフが言うには...

役所関係の仕事をしてる人は、医療費がかからないとか、

その家族も割引になるとか、って制度があるらしい。

 

~ちょっと余談2~

薬局がやたら多い(家から配属先に行く道だけで3軒)。

 

配属先スタッフが言うには...

病院に勤めるよりも実入りがいいとのことで、

看護師が病院を辞めて、薬局をやることも多いらしい。

 

ラオ人は、ちょっとした症状なら「市販薬」と「ココナッツウォーター」で治す。

だから、薬局はいっぱいあっても、需要があるんかな!?

~~~

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こんな感じの、ちょっとした病院もある

虫事情

東南アジアって聞くと、「虫」ってイメージもあるんじゃないかと。

残念ながら、多いのは事実...でも、思ってたより少ない気もする。

 

そこで、「家によく出る虫」をランキングで発表。

1位がそもそも虫じゃないんだが、よく出る「生き物」ってことで。

 

1位 ヤモリ(いつも)

2位 アリ(たまに大量発生)

3位 クモ、ゴキブリ(たまに)

他. トッケイヤモリ、カエル、ナメクジ(たまに)

※蚊とハエは言わずもがな...

 

ヤモリに関しては、壁を見ればいつも1匹は見えてるって感じ。

全く害がないし、かわいいからオッケー!

(エアコンつけたら、中から落っこちてきたことも。)

(まれに、ドアで潰されてるのを見ると申し訳ない...)

 

小さめのアリは、たまに家のどこかに大量発生してる。

気にならなきゃいいんだが、見つけると気になっちゃうんだよね...

 

大きめのアリに限って、ベッドに上ってくるのも難点。

何気なく寝返りしたとき「なんかザラッとした!?」って思ったら、

アリがいっぱいだったことも...(噛んでくると痛い。)

 

うちには、ありがたいことにゴキブリはあんまり出ない!

大小サイズ含めて、出るとしても週1くらい。

さすがに野放しにはできないから、いつも外に追い出してる。

 

たまに、何かが落っこちたような「カサッ」って音がすると、ゴキブリ率が高い。

(ヤモリ同様、エアコンつけたら、中から落っこちてきたことも。)

 

クモは、爪ぐらいのサイズもいるけど、手のひらサイズのでかいやつもいてビビった。

アシダカグモ」ってので、日本にもいるらしい。

 

この1年で3体出たんだが、最初の1体に関する物語をご紹介。

 

~『アシダカグモ物語』by ボリすけ~

ある夜、いつものように夕飯後、くつろいでたときのこと。

視界に入ってきた、3メートルほど先でうごめく何か。

近寄ってみると、こんなでかグモを発見。 

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「やば、食われる!!」(わけねーだろ。)

 

ちょっと近寄ってみるとすぐ逃げる、動きもめっちゃ早い。

なんだか気になって、調べてみると「アシダカグモ」だと判明。

 

さらに朗報、「ゴキブリとかの害虫を食べてくれる」らしい。

(だから、うちにはあんまりゴキブリ出ないんかな!?)

 

姿にはビビるが、毒もないし噛まないし、害虫を食ってくれるのはありがたい!!

ってことで、そのままにしといた。

 

その次の日も発見。その次の日も。

 

ここでちょっと気になったのが、

「なんで急に姿を現すようになったんだろう?」ってこと。

心なしか、前より動きも鈍いような...

「まぁ、いっか。」

 

そして、最初の発見から4日目の朝。

以前の迫力はなく、こんな小さい姿に。

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 「姿を見せるようになったのは、最後の力でエサを探してたのかも...」

そう思うと、ちょっと悲しくなったとさ。

~~~ 

 

最後に、トッケイヤモリについて。

日本だとあんまり馴染みがないかもだが、ラオスの家には必ずと言っていいほどいる。

とはいえ、まだ実物を見たことはないんだよね...

 

「じゃあ、なんでいるってわかるんだ?」っていうと、

その鳴き声がなんとも特徴的(名前の通り、「トッケイ」って聞こえなくもない)。

 

大家さんに聞いてみたら、「うちではよく見かけるよ!」ってことで、

写真をとってもらった(ふつうのヤモリとは、ちょっと雰囲気が違うね)。

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大家さんちのトッケイヤモリ

まぁ、そんなこんなで、いろんな虫たちと共同生活。

ネズミ、ヘビ、サソリとかは出ないから、全然いいんかな...

 

 

今回のところは、こんな感じで。

次回は「生活環境」の第3弾、「町の雰囲気」についてご紹介!!

 

 

そろそろこの辺で。

ではまた!!

 

 

「ラオスの生活環境」シリーズ第1弾 ~家事情 編~

どうも、ボリすけです!!

 

勢いでブログをはじめることにした令和2年の幕開け。

現役の協力隊員が、現地でのリアルな活動をバンバン紹介していきます。

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今回は「ラオスの生活環境」シリーズ第1弾 ~家事情 編~!

 

「協力隊の人って、どんな環境で生活してるんだろう?」

こんな疑問をもつ人も多いはず。

そんなかゆいところを、少しでも解消してくだされ。

 

このシリーズは、全3部作でお届け。

第1回 家事情

第2回 生活事情

第3回 町の雰囲気

 

もちろん、国によっても任地によっても変わるんで、ひとつの参考として。

 

~ボリすけの任地~

派遣国:ラオス(東南アジア)

任地:ボリカムサイ県パクサン郡(首都からバスで4時間)

 

 

前置き

はじめにちょっとした前置きから...

 

みなさんご存じの通り、

青年海外協力隊は、「日本政府がやってる、ボランティア派遣制度」。

なので、国民の安全を考慮して、

生活が「ある程度」安定してる地域にしか派遣されない、ってのが前提。

 

※(話を蒸し返すと、)当初ボリすけの第一志望だった「ニカラグア」も、

政情不安・大規模デモによって、要請取り下げ・派遣中止となった。

 

とはいえ、この「ある程度」ってのが、ちょいとネックになってくる...

実際には、こんな事例もあるとのこと。

・水道も電気も不安定、住居もままならなかったり

武装集団の活発化によって、任地を変更せざるを得なくなったり

 

そんな大変な生活環境で、活動している隊員もいるって話。

  

それじゃあ、気を取り直して、

ラオスはどうか!?ボリすけの任地はどうか!?

 

家事情

はじめに、ラオスの家事情。

ボリすけの家は「一軒家」で、大家さんと同じ敷地内にある。

ちょうどいい広さで快適!!

(一応2階に寝室だけあるんだが、怖くて使ってない...)

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家の外観(左:大家さん宅、右:ボリすけ宅)
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中の様子 with 大家さん

~基本的な生活費~

・家賃:300アメリカドル

(JICA支給額、近辺の相場としては割高。)

ボリすけの場合、支払いは3か月ごとに現金手渡し。)

(ちなみに、ラオスの協力隊員は、ラオスの銀行に「キープ(現地通貨)」と「アメリカドル」の2口座を開設して、必要に応じてJICA事務所から経費が振り込まれる。)

 

・水道代:約4,000~5,000キープ(約500~600円)

(シャワーは給湯器があってお湯も出る!!)

(二月に一回くらい、一時的に断水。)

 

・電気代:約4,000~5,000キープ(約500~600円)

(エアコンがあるのは、まじでありがたい!!

 はじめのころ、暑くて使いまくってたら、一月で210,000キープだった...)

(二月に一回くらい、一時的に停電。)

 

・ガス:ガスボンベ式、1ボンベ:160,000キープ(約2,000円)

(ほぼ料理せんから、全然減らん...) 

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ちなみにこんな感じの請求書(電気代)

~ちょっと補足~

ラオスのトイレ・シャワー事情をちょっと補足。

・トイレ

→一般家庭では、「和式」が主流(ちなみに、配属先:和式、ボリすけ宅:洋式)

トイレの横に水をためたでかいバケツがあって、終わったらそれで流す。

もちろん、トイペなんてものは使わず、手洗い...

 

・シャワー

→一般家庭には、あんまりシャワーはない(一昔前よりは、だいぶ普及したらしい)。

同じく、水をためたでかいバケツの水を浴びるのが、ラオ人のシャワー代わり。

(ちなみに、これをラオ語で「アーップ(浴びる)ナム(水)」って言うんだが、そのまんまだね。)

 

~その他~

・基本的な家具は全部備えつけ

(冷蔵庫、トースター、電気ポット、食器類、洗濯機、テレビ、ベッド、扇風機、椅子机などなど)

(なんで、日本の一人暮らしとそんなに変わんない感じ。川に洗濯に行くこともないし...)

 

・自転車は、同任地の先輩隊員が帰任するのにあわせて、引き継いで使ってる

(JICAに申請してオッケーが出れば、新しく購入することも可能。)

(相場は、自転車1台:1,000,000キープ(約12,000円)、ちょっと割高かな。)

 

・散髪代(切るだけ):15,000キープ(約200円)

(店によってピンキリ、たぶん15,000キープが最安。)

(切り方は、95~100%をバリカン、0~5%をはさみ。)

(注文とかなく座った瞬間バリカン、基本「ラオ人風」に仕上がる。

 

そんなこんな、あんまり気にせず使って、

ひと月の生活費:200アメリカドルくらい、かな。

(他の隊員よりも、安上がりな方だと思う...)

 

(そんなに贅沢する場所がない、ってのもあるんだが...)

  

~余談 家探し~

ラオスの協力隊の場合、基本的に自分が住む家は、自分で探して決めることになってる。

 

任地に来た初めは、もちろん家が決まってないんで、ゲストハウスに宿泊。

(ボリすけの場合は、1か月をゲストハウスで過ごす中で、活動したり家を探したり。)

 

とはいえ、さすがに自分ひとりで探すのは酷...

・配属先スタッフが、知り合いに聞いてくれたり

・前に隊員が住んでいた家を紹介してもらったり

 

なんだかんだ空きがなかったんで、2軒を内見して今の家を選んだ。

前に隊員が住んでたこともあって、大家さんも勝手がわかってる感じ。

 

家を決定するときは、JICA事務所にこんなことを連絡して、オッケーをもらう必要がある。

・生活圏の地図(住居、職場、市場、銀行、郵便局、などの位置や距離関係)

・家の写真いっぱい(外観、門、玄関、鍵、ドア、窓、裏口、など)

・周辺地域の治安・住居周辺の安全管理(骨折れなチェックリスト)

 

大家さんとの契約は、書類1枚だけなんで簡単。

(日本の賃貸みたいに、面倒な手続きはない。)

だが、もちろんラオ語しか通じないんで、来た初めにしてはこのやりとりが一苦労。

 

そうそう、ボリカムサイ県パクサン郡は、

観光地でもなければ、外国人もほとんど見かけないんだが、

なぜだか、ゲストハウスはいっぱいある。

 

相場は、安くて1泊:100,000キープ(1,200円くらい)。

生活圏内だけで5軒はあるんだが、どこもあんまり繁盛してる様子はない...

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はじめの1か月を過ごしたゲストハウス

~余談 犬と鶏~

どの家にも必ずいると言っていいのが、犬。

 

もれなくうちにも、大家さんが飼ってる犬が1匹。

おもろいのが、その犬の呼び方が「ヤーンマー(直訳:犬が怖い、怖い犬)」。

(そう呼んでるだけで、名前はないって言ってるのが、ちょっとかわいそう...)

 

ラオスでは、犬は外で飼うのが当たり前。

ペットって感覚ではなく、ほんとに「番犬」って感じ。

見ず知らずの人には、ガチで吠える!

 

あと、わりと放し飼い。

朝に門を開けとけば、勝手にどっかに遊びに行って、夕方になると自然に帰ってくる。

近所の犬が、うちの門まで迎えに来てたこともあって、びっくり!!

 

道によっては、めちゃくちゃ犬が多いところもあるから、要注意。

吠えながら追いかけて来られると、さすがに噛まれるのが怖い(狂犬病...)。

(とはいえ、無視してれば諦めてくれるし、なんだかんだいきなり噛んでは来ない。)

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うちのうわさのヤーンマー

犬以外には、鶏を育てる家も多い。

(っていうか、近所の家はどこもでかい。庭っぽい広々スペースがあるのは当たり前。)

もれなくうちにも、大家さんが育てる鶏がいっぱい(ひなも合わせて20頭くらいかな)。

 

卵を産んでくれるし、大きくなったら食べても売ってもいいしで、重宝してるみたい。

大家さんが、たまに産みたての卵をくれることも。

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家の敷地で放し飼い

 

今回のところは、こんな感じで。

次回は「生活環境」シリーズ第2弾、「生活事情(市場、病院、虫事情)」についてご紹介!!

 

 

そろそろこの辺で。

ではまた!!

 

 

ラオスで映画を見てみた!!

どうも、ボリすけです!!

 

勢いでブログをはじめることにした令和2年の幕開け。

現役の協力隊員が、現地でのリアルな活動をバンバン紹介していきます。

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今回は「ラオスで映画を見てみた」編!

 

はじめに言っておくと、ラオスにも映画館はある!!

そんなラオスの映画館について、ボリすけの感想 5点をベースにご紹介。

 

 

基本情報 

~MAJOR PLATINUM CINEPLEX~

首都ビエンチャンの中心部にあるショッピングモール、

ビエンチャン・センター」の4階にある映画館。

http://www.majorplatinumcineplex.la/en/theatre/0000008301

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スタイリッシュなモールの4階

知る限り、「MAJOR CINEPLEX」系列の映画館が、ラオスに3か所。

(他の系列があるかはわからん...)

ビエンチャン・センター(ビエンチャンにあるモール)

アイテック(これもビエンチャンにあるモール)

・パクセー(南部の都市)

 

~基本情報~

・ラインナップ:少なめ(4-7本くらい)

ラオス映画 :めったにない(タイ映画が2-3割、あとは日本でもやってるような英語系のやつ、日本映画もたまにある。)

・音声・字幕 :両方ともタイ語ラオ語が一般的(英語はあんまりない)

・ チケット :4万キープ(約500円)

 

~ボリすけの感想 5点~

  1. 超きれい

とにもかくにも、超きれい!!

「ホテルのラウンジか!!」って思うくらい、めちゃくちゃきれいでびっくり!!

 

シャンデリアみたいな照明、ルーミーで贅沢なソファ、ゆとりのあるスペースと配置。

中に入ってゆっくりするだけでも、4万キープの価値はありそう。

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  1. 回転速すぎ

上映5分前、「そろそろ行くか」って入ると...

 

まだ前の回のエンドロールやってる!!

 

次の回まであと5分でもエンドロールやってる。

それをBGMにして、しっかり清掃員が掃除に入ってた。

 

もちろんエンドロールを最後まで見る客はいない。

だから、掃除も早く入って早く終われるのか...

 

そして、数分遅れでちゃんと次の回がスタート。

 

  1. 映画のCM

日本の映画館でもおなじみ、上映前のCM。

他の映画を4本くらい紹介してたかな、それがもれなく内容が濃い!!

 

紹介レベルじゃないような気がする。

本編のストーリーを、そのまま短くして流してる感じ。

「最後のオチものせてるんじゃない!?」ってこっちが心配になるわ。

 

そして、日本の映画館ではおなじみ、

「ストップ、映画泥棒!」

みたいな、盗撮禁止の注意はなかった。

 

あったのは、

「携帯電話は切りましょう」とか、

「上映中は静かにしましょう」とか、

基本的なことだけ。

 

それも音声じゃなくて、スクリーンに出るのを自分で読むタイプ...

(そのせいか、上映中に携帯をいじる人、はたまた電話をする人も、実際少なくなかった...)

 

まぁ、そんなこんなで、いよいよ本編スタート!

 

  1. 字幕問題

音声英語、字幕ラオ語がベストだったんだが、

音声タイ語、字幕ラオ語(まぁ、なかったからしょうがない...)。

 

すると...

字幕が「うすい、長い、かぶる」の3拍子!!

 

・うすい

字幕の第一印象は「うすい」!!

背景が明るいとまぁまぁ同化して見づらい。

まぁ、見づらいだけならまだいいんだが...

 

・長い

ふつうは、音声で話してる秒数に合わせて、字幕の文字数もだいたい決まる。

だが、「意訳じゃなくて直訳してるだろ!?」ってくらいのボリューム。

まぁ、ラオ語ネイティブが追いつけるならいいんだろうけど...

 

・かぶる

この映画では、スペイン語を話すシーンが多かったんだが、

そのタイ語訳が、ラオ語の字幕に丸かぶりで読めん!!

 

こんな感じで、本編以外の面白さも見つけつつの鑑賞。

音声か字幕のどっちかは英語がよかったんだが、ラインナップがなかったんで、

映像だけでも話が分かりそうな「アクション」にした。

 

でもさすがに、人間関係とかがわからんかった...

帰ってからネットで、さっき見た映画のあらすじを調べる始末...

(それで気づいたんだが、シリーズ物の3作目だった!!)

(なんか当然のように出てくるキャラがいっぱいいたんだが、前作に出てきてたんか!!)

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これ見た!
  1. また座る!!

クライマックスも終わって、もうすぐ終わりかなってとき。

エンドロールになった瞬間、みんなすぐ帰る!

(ラオ人は(冗談ぬきで)だれも見ない。)

 

ここでおもしろかったのは、

終わったと思ったらまだあったとき、立ったと思ったらまた座る!!

 

エンドロールに入ってから少しすると、まだちょっと続きがあるときってあるよね。

そんなとき...

 

また座る!!

 

これを後ろから見てるとおもろい。

「まだあったわ」って座りなおすと、またすぐ終わる...

 

 

こんなところが、ラオスでの初映画。

みなさんもぜひ、いろんな意味でおもしろい映画と、きれいな館内を見に来てはいかが!?

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ちなみにこんなチケット

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たぶん売ってないポップコーン

~ちょっと余談~

ベトナムでも映画を見たことがある。

マーベルの『ブラック・パンサー』だったかな。

 

カウンターでチケット買うとき、映画の題名と時間がのってるスクリーンがあった。

そして、それぞれ題名の横になんかしらの「分数」が書いてある...

聞いてみたら、「席数の割合」とのこと。

 

「あぁ、埋まってる席数/全席数ってことか。

170/180ってことは、残り10席ってことね。」(実際の数は覚えてない...)

「めっちゃ埋まってるじゃん。ベトナム人は映画好きなんだな~。」

 

だが、いざ時間に入ってみると、

「めっちゃ空いてるじゃん!!」

 

答えは、もうお察しの通り。

あの分数は「埋まってる席数」じゃなくて、「残りの席数」だった。

~~~

 

そろそろこの辺で。

ではまた!!

 

 

ラオ語むずい!!って話...

どうも、ボリすけです!!

 

勢いでブログをはじめることにした令和2年の幕開け。

現役の協力隊員が、現地でのリアルな活動をバンバン紹介していきます。

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今回はちょっと趣向を変えて、「ラオ語の紹介」編!

ラオ語むずい!!って話...

 

 

ラオ語との出会い

 

今回は、いきなり余談と裏話から。

なんだかんだあり、ラオ語との出会いは協力隊の合格通知だった話。

 

~余談~

協力隊の応募は、春・秋の2回。

時期に合わせて要請が公表され、自分で好きなものを選んで応募する。

はじめに「職種」を決めたうえで、要請は第3希望まで出せる。

(要請希望は、職種が同じであれば、国が異なってもオッケー。)

 

ちなみに、ボリすけの応募はここ。

第1希望:ニカラグア(中米・スペイン語

第2希望:ラオス(東南アジア・ラオ語

第3希望:ベリーズ(中米・英語)

~~~

 

~つづけて、ちょっと裏話~

ボリすけの協力隊応募は、2018年の春募集。

もろもろの理由で、ニカラグアを強く志望していた。

そんな折、ちょうど2018年の春、同国では死者多数の大規模デモが発生。

実際、応募の時点で発生していたんだが、要請取り下げの情報も特に上がってこなかった。

「大丈夫なんだ!それじゃ、このままニカラグア志望で進めよう!!」

 

書類審査が通って、面接当日。

朝みんなが集まって、最初に担当者からのオリエンテーション

「最近更新された要請のファイル置いとくんで、時間があったら見てみてください」みたいなことを言われた。

「とりあえず、待ち時間はひまだし」って軽い気持ちで見てみると...衝撃!!

 

ニカラグアの要請、全部取り下げられてんじゃん!!!!」

 

なんだこれって思って、さっそくさっきの人に聞きに行った。

「これ(要請の取り下げ)がわかったのって、いつなんですか!?」

「ちょっと待ってくださいね、確認してきます。」「だいぶ前ですね。」(みたいなこと言ってた。)

「取り下げになったんなら、早めにホームページでもなんでも公表してくださいよ!!」

って、まぁまぁ怒ってしまった...

 

こっちは、ニカラグア志望で面接来てんのに...

そんなデモがあったのに派遣されるってことを、不審がらなかった自分も悪いんだが...

 

そんなことがあって、面接では案の定こんな質問。

「第1志望のニカラグアに行けなくなったけど大丈夫?」

「はい、さっき知ったところです。・・・・・・」

 

人生で一番、手応えのない面接だったかもしれん。

担当者に怒っちまったし、絶対うからんわ...

 

そして、

格通知:ラオス派遣

って感じ。

 

こんなところで話を戻そう。

~~~ 

2回の語学訓練と任地での実践

 

まぁ、ラオスに決まったからには、ラオ語を勉強しないと!!

ラオス派遣のボランティアは、福島県にある二本松訓練所で70日間の訓練。

そしてその半分以上は、それぞれの任国に合わせた語学訓練。

ラオ語タイ語クメール語、マレー語、テトゥン語、モンゴル語アラビア語スワヒリ語、フランス語、ポルトガル語、英語があったかな。)

 

ちなみに、訓練所に入る前にe-learning(ネット上の学習ビデオ)を使った学習もあった。

はじめなんで、ラオ文字を覚えるのが主な目的。

 

訓練所に入ってからは教科書に沿った授業。

ありがたいことに、担当の先生はめちゃくちゃ優しくて授業も丁寧でわかりやすい。

そしてなにより、ラオ人なのに日本語を話せるのがありがたい。

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訓練所で使ってた教科書

ラオスに来てからは、ラオス国立大学にあるLJI(ラオス・日本センター)で3週間の語学訓練。

こっちも教科書に沿った授業で、ラオ人先生によるラオ語ラオ語の授業。

 

日本で基礎的なところは勉強してあるんで、まぁまぁわかる。

簡単な質問もできるし、単語は調べながら文章も書ける。

とはいえ、初級レベルなんでスムーズにとはいかんが...

 

ここで面白かったんは、60代の男先生が結構な「自由人」だったこと。

授業中にふらっと教室を出てったり、休憩から全然戻ってこなかったり。

良くか悪くか、リアルな「ラオ人」を体感。 

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ラオスで使ってた教科書

こんな感じで、ラオ語を集中的に勉強。

任地に着いたら、いよいよラオ語の実践へ。

 

ってことで、任地での活動はすべてラオ語

いつもの定番パターンとか、簡単な会話ならわりとすぐ通じる。

 

~ちょっと余談~

ラオ人はあいさつ代わりに

「キン カオ レオ ボー?(めし食ったか?)」

って聞くのが定番。

~~~

 

だが、勉強してきたとはいっても、まだまだまだまだ未熟...

ネイティブの話す「生のラオ語」は全然ちがう。

っていうか、(どこの国でもそうだが)やっぱり話すの早い!!

 

いつもの世間話とかなら、いくらでも流して問題ない(なくはないか!?)。

問題は、活動の相談をしたいとき。

自分の言いたいことと、相手の理解がかみ合わないこともしばしば。

 

でも、スタッフたちは、話の流れとか文脈とかで、

言葉足らずだったり発音が正しくなかったりでも、少なからず勘付いてくれる。

実際のところ、それに救われてる気がする(感謝)。

 

だが、子どもたちはそうはいかない。

容赦なく「ボー カウチャイ(わからんわ)」って言ってくる。

はじめ聞いてわからないと、2・3回は聞き返してくれるんだが、それ以上だと諦められちゃうのが辛い...

(逆に、一発でわかってもらえるとうれしい!!)

 

まぁ、結局は自分の力不足な訳だが...

ラオ語むずい...

 

ラオ語の説明

 

ってことで、ラオ語をみんなに少し知ってもらおうかと。

 

簡単にこんなことを紹介。

ラオ語の基礎情報

・ラオ文字

・あいさつ

 

日本にいたら「ラオ語」にふれあう機会なんて、一生ないのでは!?

これも何かの縁と思って、どうぞ。

 

~基礎情報~

公用語ラオ語少数民族は、独自の民族語)

→英語はほとんど通じない。

→ホテル、レストラン、カフェなど、外国人のいそうなところなら比較的通じやすい。

~ミニ・エピソード~

配属先での話。

その日、館長に会ったとき「ハロー!!」って声をかけた。

きょとんとする館長。

これを見てた高校生、「こんにちは、って言ってるだけだよ!!」って通訳。

それを聞いてみんな大笑い。

~~~

 

タイ語と似てる

ラオ語タイ語は、文字も発音もかなり似てるようで、お互いにある程度わかるっていう面白い性質がある。

→特にラオ人は、子どもも含めてタイ語がわかる人が多い(タイ製品が多かったりタイの番組をいっぱい見てたり)。

→(タイに憧れがあるのか、)大人も子どもも、メッセージではタイ文字を使う人もいる。

 

・圧倒的に発音がむずい!!

例えば...

・子音の高低

→始まりの音が、高いか低いか。

・息の有無

→発音するとき、息を漏らすか漏らさないか。

・母音の種類

→母音の発音が、長いか短いか、二重母音か。

・声調記号

→発音するとき、しり上がりか、しり下がりか、一定か。

・末子音

→単語の最後のなごり方。

 

日本語ではあんまり意識しない発音要素のオンパレードで、これがラオ語のむずさの原因。

とりあえず書いてみたものの、説明もむずい...

 

まぁ、いろいろあるんだなって思ってもらえれば。

 

~ラオ文字~

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基本子音一覧 27文字(中段右側はラオ数字!!)

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基本母音一覧 いっぱい...

ラオ文字は、子音と母音の組み合わせで発音するんで、アルファベットみたい。

あらためて考えると、平仮名(片仮名)って違うよね。

「あ~お」が母音で、それ以外が子音(か行~わ行)だけど、

子音と母音が合わさったのが文字になってるから。

 

実際のあいさつを書いてみるとこんな感じ。

ສະບາຍດີ ຂ້ອຍຊື່・・・ ຍິນດີທີ່ໄດ້ຮູ້ຈັກ.

こんにちは、私の名前は・・・です。はじめまして。

ຂ້ອຍເປັນອາສາສະໝັກໄຈກາເຮັດວຽກຢູ່ສູນວັດທະນະທຳເດັກຢູ່ແຂວງບໍລິຄຳໄຊ.

私はJICAボランティアとして、ボリカムサイ県の子ども文化センターで働いています。

 

ざっくりした読み方はこんな感じ。

・サバーイディー(ສະບາຍດີ):こんにちは

・コイスー(ຂ້ອຍຊື່) + 名前:私の名前は(名前)です

・ニンディーティーダイフーチャッ(ຍິນດີທີ່ໄດ້ຮູ້ຈັກ):はじめまして

 

いかんせん文字だけじゃ説明できんので、雰囲気だけ伝わればいいかな... 

 

今日は、ラオ語との出会いからその実践、ラオ語についてご紹介。

いざ、「ラオ語を勉強してみたい!!」って思っても、あんまり教材がないのが難点でもあるんだけどね...(タイ語ならいっぱい出回ってるんだが。)

 

「サバーイディー(こんにちは)」だけでも覚えてくれたらうれしいっす!!

 

 

そろそろこの辺で。

ではまた!!

 

 

【紹介】協力隊の「活動状況」!!

どうも、ボリすけです!!

 

勢いでブログをはじめることにした令和2年の幕開け。

現役の協力隊員が、現地でのリアルな活動をバンバン紹介していきます。

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今回はボリすけの「活動状況」編!

 

引き続き、協力隊の「活動報告」についてご紹介。

2019年1月末に派遣されたんで、12か月目の「活動状況表」はつい最近の内容。

(前回の「活動計画表」と合わせるとわかりやすいかな。)

 

・3か月目(基礎情報)

・6か月目(活動計画表)

・12か月目(活動状況表)←今回はここ!!

・18か月目(活動状況表 つづき)

・24か月目(活動結果表)

 

今回は少なめで、報告書の内容ちょこっとだけになりますが。

では、さっそく!

 

~~~~~~~~~~

「活動報告 一部(ほぼ原文そのまま)」

※「活動状況表」自体は割愛。

 

~活動の進捗状況~

基本的に活動計画(1.異文化理解、2.新しい価値観の提供、3.外部と関わる機会の創出)通りに進めることができている。雨季休み後の活動では、主に上記1.および2に関するイベントを月に2回のペースで行っている(以下、3点紹介)。

・9月にエコヘルス隊員と共に、手洗い・ごみのポイ捨てに関する意識強化を促すイベントを行った。でんぷんを使って手の汚れや、全員でごみ拾いをしたその量を可視化することで、子どもたちの関心を高められたと感じる。

・10月に沖縄の中学校とテレビ電話交流を行った。子どもたちがお互いの言語を使っての自己紹介や質問、沖縄の生徒は踊りなどの発表も行った。子どもたちにとっても、同年代の外国人とリアルタイムで触れ合う貴重な機会となった。

・12月に職業体験イベントを行った。同任地のコミュニティ開発隊員と協働して、地元生産者を招いた染色体験を行った。実際の生産工程を子どもたちが主体的に体感することで、仕事を意識する機会になったと感じる。

普段の生活では知りえないことや関わりのないことに触れる機会として、子どもたちが興味や好奇心を持ってもらえるよう、今後も多様なイベントを実施していく。 

 

~着任後1年時点の活動結果と課題、及び課題に対する解決策~

要請内容である「活動内容の充実化・定着化」に資するため、乾季・雨季共に海外文化の紹介イベントを主な活動としている。そこで、ここでは「スタッフによるイベント実施」についての課題とその解決策を提示する。

(活動結果)こちらから企画案を持ちかけると相談にのってくれ、当日の進行も担当してくれる。しかし、スタッフが自らイベントを企画しようとする主体性は薄い。前任が過去に行ってきたイベント概要などの資料も保管されておらず、継続的な実施に繋げることができていないのが現状であり、定着化していない。

(課題)イベントの実施に対するスタッフの受け身の姿勢(主体性の薄さ)

(解決策)数多くのイベントを繰り返し実施することで、スタッフの成功体験を増やそうと考える。「自ら新しいイベント案を出してそのための資料を作って実施する」、という理想には今のところはほど遠く感じる。始めの段階として、企画案や内容をCPと一緒に考えながら、とりあえずイベント資料はボランティア主体で数多く作っておく。すでにできているものを実施するというレベルから、それを繰り返しやっていこうと思ってもらえるだけの、継続性へのやる気を促していく。

~~~~~~~~~~

 

まぁ、こんなかんじ(少しですんません)。

ラオスに来てちょうど1年、任期の半分が過ぎて、感じること思うことについて。

これまでの活動をふり返ると同時に、これからをどう過ごしていこうかってところ。

 

なんだかんだ言って、これからも楽しみ!!

そして、こうご期待!!

 

今回、「活動状況表」それ自体は載せてないんだが、

そこでは、6か月目で立てた「活動計画表」の進捗状況、達成度、改善点とかを書く。

 

まぁ、実際にやってきた具体的なイベント色々については、

今までの記事で詳しい紹介してるんで、そちらを見てもらえればオッケー!!

 

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そろそろこの辺で。

ではまた!!