ボリすけの協力隊活動 in ラオス

現役の協力隊員がリアルな活動を紹介

【紹介】協力隊の「活動計画表」!!

どうも、ボリすけです!!

 

勢いでブログをはじめることにした令和2年の幕開け。

現役の協力隊員が、現地でのリアルな活動をバンバン紹介していきます。

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今回はボリすけの「活動計画表」編!

活動報告とは?

 

協力隊にとっては、なじみ深くも悩みの種にもなる「活動報告」...

まずはその簡単な説明から。

 

協力隊は任国に派遣されると、「活動報告」という任務が。

任期2年の中で計5回。

 

提出するのは、

「活動報告書」+「以下のどれか」 

・3か月目(基礎情報シート)

・6か月目(活動計画表)

・12か月目(活動状況表)

・18か月目(活動状況表つづき)

・24か月目(活動結果表)

 

それぞれの回によって、書く内容は進化してく感じ。

はじめは、配属先の基礎情報、

→計画表を考えて

→その進捗状況を2回

→最後に結果。

 

基礎情報は、ほんとに基本的な内容だけ(配属先の事業概要とかスタッフの内訳とか)。

 

なんで、今回は2回目の報告書「活動計画表」についてご紹介。

どんなことを考えて、どんな活動計画を立ててるのか。

 

協力隊についてもっと知ってもらうために、(結構プライベートなところなんだが、)恥ずかしげもなく広めていきます。

 

活動報告書

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~要請内容~

「活動内容の充実化・定着化」

 

~期待されてる内容~

・得意分野での指導

・イベントの実施

・プロジェクターを使ったアクティビティ

 

~活動報告書 一部(ほぼ原文そのまま)~

当初の要請内容についての再確認と新たな要望の調査を踏まえ、自分が考える活動案の提示から施設側の要望を含めて、活動計画を策定。

 

その結果、この3点に重点を置くことにした。

1. 異文化理解

2. 新しい価値観の提供

3. 外部と関わる機会の創出

 

1: 雨季休み中の日本語と英語の指導を中心とする。また、季節やタイミングに応じた海外文化を紹介するイベントの実施を、年間8回ほど予定している。その中で、歌やゲームを通して子どもたちの関心や学習意欲を促すという方針とした。

2: ラオスの子どもにとって関心の薄い「環境・衛生観念」と「職業紹介」を取り上げた。任地配属から5カ月間の交流を通して、ごみのポイ捨てや手洗いに対する意識の低さ、将来の夢を考えたことのない子どもたちを目の当たりにしたためである。職業をより身近に感じられるよう、コミュニティ開発隊員と共に地元生産者の協力を得て、工芸品作り体験のイベントも検討している。

3: 他のCCCなどの外部団体とのワークショップや交流会の企画を考えている。他所と比較した自所の活動内容、優れている点や改善すべき点を、スタッフが自発的に認識する機会をつくる。また、同県内にあるモン族の移転村での活動依頼の話がある。スタッフ・子どもたち共に全く新しい交流が期待できるため、現在検討中である。

 

多様なイベントの実施が期待される中、流れや運営方法の考案はスタッフ主導で行うことで、継続的な実施に繋がることについて話した。

また、過去に行われた活動やイベントの資料を保管する意識が薄いことについて指摘した。記録(実績)として、今後のスタッフ主導の継続的な活動にも、後任への引き継ぎ書類にも有用であることを伝え、無理のない方法を現在検討中である。 

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活動計画表

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~活動計画表 一部(こちらも、ほぼ原文そのまま)~

 

JICA協力隊の活動目標:子どもたちに新しい考えや価値観をもたらす活動が、スタッフ主導で行われる。

モニタリング指標:CCCに来館する子どもたち約100名、スタッフ4名

補足説明:子ども文化センターでは、学校教育に不足している情操教育を補完する目的で、活動が行われている。そのため、スタッフが継続的に多様な活動を行っていけるよう、新たな活動やイベントの紹介を中心に行う。

 

1. 異文化理解に関する活動内容の充実化と定着化が、スタッフ主導で行われる

  • 日本語と英語の授業がスタッフ主導で行われる。
  • 新たな教材の作成がスタッフ主導で行われる
  • 海外文化の紹介およびイベントの実施が、スタッフ主導で行われる

 

2. ラオ人にとっての新しい価値観を提供し、関心を促す活動が行われる

  • ごみのポイ捨て、および手洗いに対する意識強化のイベントが、スタッフ主導で行われる
  • 職業紹介や職業体験を実施し、子どもたちが将来の夢について考える機会を与える

 

3. スタッフが他のCCCや団体と関わることで、見識を広げて機会をつくる

  • 他のCCCや団体と協働のワークショップや意見交換会の機会をつくる
  • モン族の移転村にて出張活動を行い、新たな人間関係から教育を行う機会をつくる
  • 本の学校との交流がスタッフ主導で行われる

 

4. 各活動やイベント資料が、スタッフにより紙ベースおよびコンピューターベースで保管される。

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いち協力隊員が、こんな計画を立てて奮闘中!!

基本的には、この計画表に沿って活動を進めていく感じ。

どうぞひとつの例として。

 

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そろそろこの辺で。

ではまた!!